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エイリアン:コヴェナントのPANDADAのレビュー・感想・評価

エイリアン:コヴェナント(2017年製作の映画)
2.0
2104年。航行中の入植船コヴェナント号は不慮の事後からの復旧中に謎の信号をキャッチし、発信源である星を探査することになる。そこで11年前に消息を絶ったプロメテウス号の乗組員、エリザベス・ショウの痕跡を発見した一同はさらに探査を進めると恐るべきものと遭遇することになる、、、みたいなお話。

前作「プロメテウス(2012年公開)」の続編ですが、元祖である「エイリアン(1979年公開)」からはかなりお話が遠ざかりました(笑)。

元祖である「エイリアン」は主に密室である宇宙船内での「忍び寄る恐怖」を巧みに描いた作品ですが、やや話はそれて、元祖でもサイドテーマとしてあった「アンドロイドへの不信」にフォーカスが当たってます。

「プロメテウス」もアンドロイドをかなり不信に描いてましたが、それでも「エイリアン」の前日譚たることをかなり意識した作りだったのに、本作は「もうカンケーねーよ!」みたいな感じで、個人的には「2001年宇宙の旅(1968年公開、スタンリー・キューブリック監督)」に近いような印象。

だいたいクルー達がかなり無能なんですよ(笑)。
パニクって銃を乱射した挙句、自分ごと着陸艇を炎上させるようなスタッフがいること自体おかしなわけで。。。

前作はツッコミ所が多いながらも、それでも素晴らしい映像美と、明かされきれない謎を残しつつストーリーを占めて、次作を期待させる終わりだったのに、本作は全く繋がらないし、次作を期待もさせない作りですね。

これだったらまだ前作の方が面白かったかなぁ。

あ、ラストだけはかなり衝撃的でそこだけは観る価値ありです。
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