今作はタイトルにもバッチリとエイリアンと入っているので「プロメテウス」よりもエイリアン度は上がっていますね。あくまでも前作よりはという注釈は付きます。原点回帰という訳でもないんだろうけど、1作目を彷彿とさせる展開とシーンがあります。「プロメテウス」ありきなので前作を観てない方は訳が分からないと思います。
話が強引ですし新船長がバカですね…。新たに見つけた星が魅力的だったとしても、女性の言う通り進めて来た計画を実行するべき。未知の物に迫る方が危険なのに…リスクを回避すべきなのに船長としてこの時点で失格。むしろ長年掛けて調査してきて完璧だと思われる惑星に実はエイリアンがいての方がしっくり来る。今作の展開だと「ほら言わんこっちゃない」で面白味に欠けます。
未知の生物に毒され徐々にクルーが倒れていくのも前作と同じだし、結局エイリアンよりアンドロイドが目立つ展開も同じ。アンドロイドWithエイリアンにすればいいのに。
精鋭の筈の乗組員の一部が使えない…特に酷いのが閉じ込め女で助けに行ったかと思えばドジって失敗…挙げ句の果てにはパニクって大失態とどうしようもない(^_^;)
上記した通り展開的には読めてしまいドキドキはしないですが、大作映画だけにお金の掛かった細分にこだわった映像は秀逸。
ちゃんと前作から繋がっているのも良い。引っ張るに引っ張るがエイリアン登場はやっぱり「来た～‼」ってなります。
このシリーズの面白さなんですが、相変わらずエイリアンが強すぎ…力関係に差がありすぎてね…面白くない部分もあります。今作は製作側の予想した程の結果が出ず、シリーズに暗雲との噂が流れましたがどうなんでしょうか？オチはどんでん返しでも何でもなくもろバレ…怖いのはエイリアンでなくてアンドロイドで…どんどん絶望へとひた走る感じで希望が無くて、観たいのはこれじゃない感はありますがSFスリラーとしてはなかなか楽しめました。
