エイリアン:コヴェナントの作品情報・感想・評価・動画配信

「エイリアン:コヴェナント」に投稿された感想・評価

このレビューはネタバレを含みます

前作の結果を受けてリドリー監督の構想よりも早めてエイリアンを登場させたシリーズ2作目。
当時語っていた監督の構想からするともっとゆったりと作品数を重ねてエイリアンは登場したと思うのですが世間評を敏感に察知して可能な範囲修正する辺りが流石ヒットメイカー。
かつそのチューニングのお陰で余計な要素が削げたのか、狙い全体がシンプルかつクリアに可視化された印象で僕は前作の消化不良感の多くも今作で解消されかなり満足しました。

今回はなんといってもデイヴィッド!
前作でも魅力の多くを担っていた彼ですが本作は完全に独壇場となり冒頭いきなり『ブレードランナー』と同じショットを持ってくる振り切りっぷり。
使役される存在からの開放を果たすためエンジニア一族も想いを寄せたショウをも皆殺しにし彼の悲願であるクリエイションの権利を勝ち取り、この階級闘争との戦いの主導権をついに握った孤独のその果てで生み出されたのがあのエイリアンのプロトタイプだ、という経緯はぐるっと回ってなんともいえない味わいをもたらしてくれます。
誰もいない惑星でひとり彼が作り出した「美しい生命」とはひたすら殺戮を繰り返す、まるでひとりぼっちを望んだ彼の姿と重なって結果的に彼もまた自らの欲望によって生みの親同様歪んでしまい(シェリーの作をバイロン卿と間違えるあたりが力を求めることに必死になった彼がすっかり哀れんでいた存在と同じところまで堕ちてしまった悲しさ)、
何処にも行き場のない存在になってしまった。

前作で示唆されたエイリアン誕生に人類も一枚噛んでるっぽいという要素はキャラクターのもつ豊かな広がりを箱庭的に狭めてしまうという点で若干気にかかる部分でしたが、今作はそこをさらに追い詰めて私たちの持つしょーもなさだから宇宙のどこかで殺戮マシーンが生まれたわけ、と容赦ない監督のユーモアとペーソスが炸裂していて僕はもう最高だな!ってなりました。

ただ本作いいとこばかりかというとすごい残念なところもあって、そこが一応ウリのひとつのエイリアン周りの描写なんですよね...
監督ももうあのキャラクターでできることは出尽くしたと語っている通りゼノモーフの演出はなんか人任せな感じというか、色んな「こういうのが嬉しいんでしょ?」的なつるべ打ちでなんとか逃げ切ろうって感じが強く感じられて、肝心の悪魔の恐ろしさが、軽い...とここはかなりガッカリしました。誕生シーンはもう、映画史に残るレベルで素晴らしいんですが、、、でも!

ここにも希望を見出すとすればそれは続編で果たされるかと思うんですが、今作のエイリアン(ゼノモーフ)、所謂『エイリアン』に登場したH・R・ギーガーがデザインしたバイオメカノイドの形でなく、人体模型のような完全有機体の作りなんですね。
これは明確な意図を持ってデザインされたことが明らかになっているので本作のエイリアンは厳密にはまだ我々の知るエイリアンに至ってない!んですね。(故にプロトモーフと呼ばれたりしてる)
アンドロイドのデイヴィッドがエイリアンを創造中で最後にはバイオメカノイドになる...
もうこれだけで先の展開見えると思いますが、こんなの絶対見たいじゃないですか!!!
というわけでどうなるかわからないリドリー・スコットが引き続き関わるエイリアンシリーズですが、どうにかこのプロメテウスシリーズは終着駅までたどり着いてほしいところです。
デイヴィッドの夢を完遂させてあげて...
同時期に観た「ライフ」が秀作だったんであんまり覚えてない
爆裂最高。定期的にDVD借りてきてしまう。
キャサリンウォーターストン、初登場シーンからいきなり焼死したパートナーに号泣。そっから先もとにかく泣きまくってるのがいい。
胞子が鼻に入るの、異常にアガる。
ゼノモーフは意外と俊敏に近づいてくる。それが超怖いんだよね!
リドリースコットの動かすマイケルファスベンダーがもっともっと見たいので続編絶対実現させて欲しい。
NUTS

NUTSの感想・評価

3.2
アンドロイドのウォルター以外船員が皆マヌケすぎる
船内で銃撃ちまくって船ぶっ壊すのはさすがにギャグ
CGとマイケル・ファスベンダーのキャラ(ウォルターとデヴィッド)だけ良かった
MotoShin

MotoShinの感想・評価

3.8
安定のエイリアンのパニックホラー。
序章らしいからもう一度一から見直してみたい。
うん。プロメテウスよりはわかりやすい!かつエイリアンとの戦闘シーンが後半バッチリあったので、原点回帰感がある。
が、プロメテウスの時の謎が全て解明されたかというとそうでもない(笑)
とりあえずあの黒い液体のことはだいたいわかったような気がする(気がする程度かよ)

あとやはり、エイリアン1作目、プロメテウスと同じタイトルの出し方が良きでした。

プロメテウスの10年後、謎の信号を追って着陸した惑星にはあの船が…
もう、あれですね。エイリアンシリーズ見てたら、謎の信号には絶対答えちゃダメっていうのがわかりますね(笑)

今回もファスベンダーが何を考えてるか絶妙にわからないやばいアンドロイド(一人二役)をうまいこと演じておりました。真顔なのか、ちょっと笑ってるのかわからん感じなのが怖いのよ…

これはまた忘れた頃に続編来るのかな…?

以下ネタバレ














デイヴィッドが悪ぃやつでしたな…永遠の命を持たない自分よりも「劣った」人間から創られたことに静かに苛立ってたんでしょうか…人類より遥かに生命力が高く、優れた種を自分で創造することに取り憑かれてしまった男…

人間に近づけ過ぎたらいかんということですね。そしてアンドロイドをキレさせたらあかん。

全力で戦って、信頼を勝ち取ってからの、なかなか気分の悪いラストでしたな…最後の最後に絶望を知ったダニエルズかわいそうすぎる。。もはや知らん方がよかったんでは…

あと、ジェームズフランコ出るんだ思うてたら速攻で退場してショックでした。
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