はせ

クリント・イーストウッド アウト・オブ・シャドーのはせのレビュー・感想・評価

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ダーティハリーBlu-rayに収録。
レンタルしようと思ってたけど、思わぬ所で鑑賞することができた。

半魚人やタランチュラ映画に脇役で出演していた下積み時代、TVシリーズ『ローハイド』で一躍有名になり、その後イタリアに渡ってドル箱3部作を撮影。帰国後はドン・シーゲル達と映画製作を経てマルパソを設立し、監督業へ…と、出演作品とイーストウッドの足跡を丁寧に描くドキュメンタリー。彼の長いキャリアには何度も転換期があり、どれだけ成功しても大物ぶらず、製作者として自分のやりたい、描きたいテーマを追い続けてきた。

イーストウッドは『運び屋』のインタビューで、「90歳を目前にした今も映画を撮り続けるのはなぜですか?」という質問に、「自己表現だよ」と答えた。『許されざる者』『ミリオンダラー・ベイビー』で二度の栄光に輝き、その後もほぼ一年に一本ペースで撮り続けている。役柄を通し、作品を通して自己を表現し続けることは、死ぬまで止められないのだ。僕はこれからの彼の監督作品…主演作品ももちろん、楽しみに待っている。
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