こんち。

彼は秘密の女ともだちのこんち。のレビュー・感想・評価

彼は秘密の女ともだち(2014年製作の映画)
3.7
これ面白かった!相変わらずの、ある意味安心のオゾンクオリティというかなんというか。

亡くなった親友の夫を心配して様子を見に行った主人公クレール。そこで発覚した彼の女装癖。戸惑うクレールだったけれど、彼を受け入れ、ヴィルジニアという名をつけ女友達として受け入れる。
その後の二人の友達付き合いのエピソード、秘密のドキドキ感と、女装で前を向いていくのに協力することでクレール自身も生き生きしていくプロセスが楽しかった。
ただ、純粋に前向きに親友の旦那の女装癖を受け入れたというよりも、死んだ親友への崇拝とコンプレックスがそうさせたのかと思ったけれどそれは邪推かな。子供の頃から美しくて目立つ親友にいつもくっ付いて追いかけている地味目な主人公、という描写だったので、それが後から活きてくるかと思ったがそうでもなかったかな。
この主人公と親友の関係性をみていて、昔読んだ桜沢エリカの漫画を思い出していた。その漫画では主人公は親友のことが好きすぎて、親友のものは何でも欲しくて結局親友の彼と寝てしまうみたいな話だったけど、好きな話だったので、そういう感じの雰囲気が出ているという意味でもクレール役のアナイス・ドゥムースティエの演技が繊細でリアルで良かった。

お話としてはここで終わりかと思ったところでもうひと展開あるのも◯。ラストは複数の解釈ができる描き方なので、観終わった後に議論するのも楽しい映画かなと思います。