『本当の自分で生きる。それは悪いことなのか』
<主人公クレール、その大の親友だったローラが亡くなってしまった。
ローラの夫ダヴィットは、ローラの死後、自分の秘められた思いに気づくようになる。
偶然それを知ってしまったクレール。二人の間の秘密。それが、後々二人の関係性に引き起こすものとは…>
一般的なこういうセクシャルマイノリティをテーマにした作品とは、少し違う印象。
結末も含め、あまりこう、明確なサインやものを提示しない感じで、
あくまで観客にゆだねるというか、
預けてくれる印象。
二人の間で共有される秘密。
それを軸に物語が進行し、自然と物語に引き込まれる感じでした。
本当の自分の気持ちって、わかるようで、実はなかなか、キッカケがないとつかめないものなんですよね。
この作品でもそうですけど。
だから、自分の内側を見つめる時間や、感性はやっぱり大事だなあと。
「自分の本当の気持ち」
わかるようでわからない、その本当の気持ちを見失わないようにしたいですね。
意外と、自分の気持ちだと思っていても、
ただ流されていたり、他から刷り込まれているものだったりするもんで。