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ルパン三世 ロシアより愛をこめてのmitakosamaのレビュー・感想・評価

3.2
出崎演出が爆発してるテレビシリーズ。今作の三段ヌキやハーモニーの多さは異常だろと思う程に過剰!

ロマノフ王朝崩壊後に活きていたと言われるアナスタシア皇女の伝説を取り入れた物語。
ロマノフ王朝の金塊は廻り廻ってマフィアの財産になっていて、テキサスの片田舎の銀行からルパンが盗み出す。
金塊を狙うラスプーチンの孫、ラスプートン。随分とゾンザイなネーミングだなぁ。
ラスプートンの刺客の殺し屋がルパン一行を狙う。
さらに不二子と行動と共にしルパンを利用する女がアナスタシアの孫。

ラスプートンがオリジナルのラスプーチンに負けず劣らず不快なキャラクター。権力者を惑わし私腹を肥やすキャラはそのまんま。
人の心が読める超能力と素手で敵をぶちのめす腕力、人の口に指を入れる謎の行動など、何もかもがイヤ〜ンな感じ。

しかも何故か五エ門はラスプートンの用心棒をしてる。なんか出崎ルパンの五エ門と銭形の扱いが雑過ぎて悲しい。
五エ門はいつも修行中で童貞のように女に弱い。銭形はルパンを追って酷い目に合うだけ。

絵柄はこの時代特有のポップさでコレはコレで好き。冒頭の図書館でのシーンで色っぽい司書さんが裸に引ん剝かれる,ってシーン。絵のタッチが軽快過ぎて全然エロくない(笑)
でもこの絵柄のルパンもまた復活させてほしいなとも思う。
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