しらたまさん

アリスのままでのしらたまさんのレビュー・感想・評価

アリスのままで(2014年製作の映画)
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少しずつ自分じゃなくなっていくって怖すぎる。ファーザーも辛かったけど若年性だと余計に辛いな

他のユーザーの感想・評価

病気になって、記憶がなくなるって怖い。家の場所もトイレの場所もわからない。支えてくれる人ってほんと大事にしたいと改めて感じた。娘たちの対応も納得。
▼Goodポイント
周りに感謝したくなる。自分の人生を大事に生きようと感じさせてくれる。
▼Badポイント
自分が同じ局面になったとき、想像してしまうと怖くなる。
TAKUSHI

TAKUSHIの感想・評価

4.0
淡々と抑制的に描かれているけど、若年性アルツハイマーの恐ろしさがリアルに伝わってくる。アリスの恐怖や葛藤、それを支える家族をみていると、それぞれの立場に自分を置き替えずにはいられない。綺麗事では済まないと思うよ。
Aozora

Aozoraの感想・評価

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言葉は忘れてしまうかもしれない。

だけど、身体はそれを覚えている
kurea

kureaの感想・評価

3.6
認知の障害って起こると
当事者である本人もそうだし
周りも大変なんだよな〜
誰のことも責めることはできないし
いちばん辛いのは当事者なんだけど
その周りも大変な思いすることになるし
当事者もきっとそれを感じ取って
しまったりするから
より一層辛くなるだろうし。
もし私が本人だったら、
その家族や周辺だったら
なんてこと想像しかできないし
その想像すらもできないというか
治療法がなくて
進行を遅らせることしかできないように
大変なことって世の中には
ありふれてるけど
なんでもその本人しか
分からないものなんだよな💭
それでも自分というモノは
見失わないように
自分らしい生き方ができたらいいな。
Hisae

Hisaeの感想・評価

3.7

このレビューはネタバレを含みます

かなり辛い物語り
周りも巻き込んで覚悟がいるよね

ジュリアンムーアの流石の熱演
進行してから以前の動画を見た時、そんなに
進んだのねって唖然となった

ガンの方がマシ
その言葉が胸にささった😭
この瞬間も私は感じるの、私の頭の中で脳細胞がどんどんと死んでいくのが。人生をかけて築いてきたことが何もかも消えていくのが――。
今年で50歳になる、アリス・ハウランド博士。
コロンビア大学の言語学の教授にして、3人の子供たちを立派に育て上げた母親でもある彼女は公私共に充実した日々を過ごしていた。
ところがそんな彼女をある日、悲劇が襲う。
度重なる物忘れ、唐突に出てこなくなる言葉、毎日過ごしているはずのキャンパスで迷子…。
戸惑いつつも受診した神経科でアリスは驚きの診断結果を聞かされる。
若年性アルツハイマー。しかも50%の確率で子供たちにも発症する遺伝性のものだった。
急に発覚した重たい現実に、当然アリスも彼女の家族たちもおろおろとうろたえてしまうばかり。
だが、そんな家族の狼狽などおかまいなしに、アリスの病状は急速に悪化してゆく……。
50歳にして重い病に犯された一人の女性とその家族の葛藤と闘病の日々を淡々と見つめたヒューマン・ドラマ。

アリス役を演じたジュリアン・ムーアがアカデミー主演女優賞を受賞したということで今回鑑賞してみた。
結論から言うと、非常にオーソドックスな闘病もの。
これまで幾度となく映画やドラマ、小説などで取り上げられてきたテーマをただこぎれいに纏めただけのもので、それ以上でもそれ以下でもない。
こういう手垢にまみれた題材を扱う場合、もっと新しい視点や独自のテーマがあってしかるべきだと自分は思うのだが、本作にはそれが一切ない。
病に犯された一人の可愛そうな女性がただ単に不幸になっていくのを延々と見せることで、観客の誰もが持っている善意に安易に訴えただけとしか僕には思えなかった。
ジュリアン・ムーアも確かに熱演ではあるが、なんだか病に犯された一人の女性を演じる場合の模範的な教科書のようにしか見えない。

こういう極限状況に追い込まれた家族にはもっと醜い諍いがあってしかるべきだし、最後の自殺未遂にしてもあれでは偶然が重なってたまたま未遂に終わっただけに過ぎないのではないか。
母親を自死という究極の選択にまで追い詰めてしまったことを知った家族の、その先の物語をこそ僕は観たかった。
勇気をもって言わせてもらえば、本作は総じてきれいごとに過ぎるのだ。
最近、感動ポルノ(障害者や不治の病に犯された人を極端なまでに感動的に描くことで、人々の安易な涙を誘うこと)という言葉がクローズアップされているが、本作などその典型ではなかろうか。
辛辣な評となってしまったが、残念ながら自分は本作及びそのテーマを受け入れることは出来なかった。
若年性アルツハイマーを少し調べながらの観賞。20歳代でも発病すること、若年性は遺伝の可能性が高いらしい事。
才女だった母親アリスが家族も巻き込み、どんどん思うようにいかなくなっていく姿は観ていても不安になる。

寄り添っている娘とのラストの会話。全てそれに尽きる。
S

Sの感想・評価

3.5
若年性アルツハイマーのお話。本当に辛い。物忘れが激しくなるところから始まって、次第に家族との会話も少しずつままらなくなって(すれ違ってしまって)いったり、娘のことも忘れてしまったり……。大切な人がこういうことになったら、自分がなったら、本当に想像だけで苦しい。

癌の方がマシという言葉がこんなにも刺さるなんてなぁ。癌なんて死を覚悟するとても怖いものだけど、場合によっては100%治らないものではないし治療法もある。アルツハイマーは現時点では何もできないというのがもう……。

苦しんでいるのではなく戦っているのですっていうのは、全ての闘病者に当てはまる言葉だなと思った。苦しんでいると聞くとこっちも「可哀想」と思ってしまうけど、戦っているんだと言われると、そんなことは思いたくないし頑張れって励ましの言葉しか浮かばなくなる。この考え方はとても素敵ね。

ただ、このFilmarksの日本版ポスター?ではないもう一つの方に書かれている「何があってもボクがついてる 君の全てが好きだ」なんてキャッチフレーズはなぜつけた?笑

愛妻家の夫、良い関係を築いている息子夫婦、長女………そして唯一主人公に反抗的な態度や言動をとる演劇をやっている定職にはついていない末っ子の娘。みんな良い家族だよ。本当に良い人たち。でも若年生アルツハイマーの症状が進むにつれて良い人だけど目を背け始めた(といったら厳しすぎるかもしれないけど)。でも実際唯一最後まで看病をして側にいたのは末っ子じゃん。夫も他の子供たちも決して逃げ出したわけでも投げ出したわけでもないけど結局自分本位なんだよね。みんな「極力関わりたくない」「わかってるけど自分はこうしたいから主人公がいるけどやってしまう」からは離れられなかったじゃん。

良い話だなとは思ったけど、「何があってもボクがついてる 君の全てが好きだ」と言われると、私が見た映画とは若干異なりますね……となるよ。

「世界一きらいなあなたに」しかり、洋画に内容に絶妙に沿わない邦画タイトルやキャッチコピーつけたりするのやめてほしい。
みゆ

みゆの感想・評価

4.5
若年性アルツハイマー型認知症。私の職場にも一人だけ居ました。よく笑う可愛らしい女性でした。
己の意思や能力では、どうすることもできない、自身を蝕んでいく、記憶や培ってきたものが、剥がされ落ちていく感覚。変わりゆく自身と向き合うまでの、また、共存していく過程での葛藤。側にいる家族の苦悩。そして、この疾患と共に生きることや、真に理解し受け容れていくことの難しさ。
夫や子供、同僚を含めた社会が、それぞれどこまでのキャパをもって包摂していけるのかな。
個々の家庭での、また、社会での役割、自己実現、愛する人と過ごすこと。
限られた人生の時間の中で、人は何を優先していくのか。
私が今後もしパートナーが出来る事があれば、普段から考えを伝え合っていかないとなと思いました。人生は選択の連続です。
chi

chiの感想・評価

3.9
アカデミー賞はじめ数々の主演女優賞を取ったことが納得の演技だった。若年性アルツハイマーを患い、50歳で記憶を失っていく大学教授。この大学教授という設定が、悲惨さを強めていて見ていて辛い。言語学者としてこれまで学び培ってきたものが全て雪崩のように消え去っていく。これまでの彼女の人生が無きものにされたようだ。知能が高いほど進行が早いというのも初めて知ったが、たしかに感覚としても納得。徐々にわからないことが増えていっていることに自覚があるわけで、それは辛すぎるわ。

終盤の講演で話した内容が胸に迫る。アルツハイマーによって変わっていく自分。変わってしまった姿は病によるものであって、それは自分自身ではないという話は、「僕とあたまの中の落書きたち」でも同じことを言っていた。私は病にかかっているが、病が私ではないのだと。

家族の支えが何よりも重要だなと感じる。忘れられる側も辛いから難しいが、もうあなたが私を忘れても私があなたを覚えているわと前向きに支えるしかないなぁ。
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しらたまさんさんが書いた他の作品のレビュー

ハリー・ポッターと賢者の石(2001年製作の映画)

4.0

やっっっと観た!!聞いたことある単語いっぱいでてきて嬉しかったー😂組分けの意味もやっとわかって嬉しい。当時本から入ったからハマれなかったけど映画こんなおもしろかったなんて!
5歳の長男がスネイプ大好き
>>続きを読む

ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

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普段触れないジャンルだけど楽しめた。パパラッチ写真ののんびりしてるキアヌしか知らなかったからかっこよくてびっくり。ウィレム・デフォーもとてもよかった!

ハドソン川の奇跡(2016年製作の映画)

4.5

容疑者扱いされてた部分はフィクションだそうで安心。信頼のトムハンクス。こういう時冷静に乗客を守るための判断ができるってすごい…
実話系のエンドロールって好き。この映画もめっちゃいいエンドロール!

プリズン・エクスペリメント(2015年製作の映画)

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esが観たいんだけど全然借りれる気配ないからこっち観た。スタンフォード実験ってもっと長い期間なのかと思ってた。
いじめの構図を見せられた感じ。実験後のやり取りが一番おもしろかった。

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4.0

思った以上に重くてキツい内容だったな…ファンタジーとは思えんくらいハラハラしたし怖い。天国の美しさがまた。好き。

ボストン ストロング ダメな僕だから英雄になれた(2017年製作の映画)

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彼女いい人ー。めっちゃいい映画!てなる感じではなかった。実話が元だから美しくない部分もリアルなんだろうな。ジェイクの演技はとってもよかった。