いがらっしー

アリスのままでのいがらっしーのレビュー・感想・評価

アリスのままで(2014年製作の映画)
4.1
これまで知的で優秀な大学の教授だった女性が、50歳にして若年性アルツハイマーを患い、記憶を忘れていくお話。
ジュリアン・ムーアの演技がリアルで何度も涙を誘う。
若年性アルツハイマーの宣告をされた時、勿論、自分のこれからの心配もしたでしょうが、それよりも、先ずは子供達の心配をして、遺伝子検査をした方が良いと言っていた事が、やはり母親だと思った。
ラストで娘があるお話をした後、「これは何のお話だったの?」と訊く。かなり進行してしまったアリスはもう何も答えないのではないかと思われたが、
「愛のはなし…」と答えた。
この作品こそが「愛のはなし」だった。
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