ジジョ

ボーダーラインのジジョのレビュー・感想・評価

ボーダーライン(2015年製作の映画)
3.0
「その善悪に境界(ボーダー)はあるのか」
のキャッチコピーがしっくりくる作品。

メキシコの麻薬カルテルを撲滅するため
特殊部隊に参加することになったFBI捜査官のケイト。
彼女が物語の中で見たり感じたりすることをそのままに
映画を見ながら体験しているような気持ちになります。

麻薬戦争の現実に驚愕して翻弄されて
そのリアルな描写は悲惨で、作戦は謎だらけで全貌が見えず
絶えず不安感がつきまとい、疑心暗鬼になっていく、、、

ある意味「正しい人」であるケイトの中の常識や正義は
果たして本当に、この麻薬戦争を解決する「正しい」方法なのか?と分からなくなってくる。。

世の中、その立ち位置や状況や目的によって、
常識や善悪も変わってくる。

あの現実の当事者になったときに、私はその境界を超えるだろうか、、私の境界はどこだろう。。
ジジョ

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