なつの

ボーダーラインのなつののレビュー・感想・評価

ボーダーライン(2015年製作の映画)
4.3
いわゆるメキシコやべえマジ世紀末系の映画なんだけど、直接的なバイオレンス描写は思ったより少なくて、それよりも麻薬戦争とそれを取り巻く人々の心情描写が中心だったように思う。
常にヒリヒリとした空気感があって、見終わる頃にはちょっと背中が痛くなった。

ボーダーラインという邦題、原題の「殺し屋」と全然違うじゃん!とツッコミたくなったのだけど…
悪人も家族を大切にしていたり、正義の側があっさり人を殺す瞬間がある。
白と黒の境界線はあいまいなもの、という映画の主題の一つを表しているという意味では、良い邦題なのかな、とも思いました。
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