シグのすけ

ボーダーラインのシグのすけのレビュー・感想・評価

ボーダーライン(2015年製作の映画)
3.8
確かデルトロは実在の麻薬王エスコバルを演じてたよな〜なんて考えながら観てた。

この映画はデルトロ史上、一番格好良かったのではないだろか?元検事という謎の過去に包まれた、只事では無いオーラを引っさげて、穏やかな風体と容赦ない殺戮。凄い。初めは脇役かと思ったが、結局彼の映画だった。

白状すると、途中まではエミリーブラント同様、何が起きてるのか説明してくれなきゃわからないわ状態だった。ボスの名前とか弟とか従兄弟とか、覚えられん。あとトンネルの場所とかもよくわからん。

結局、エミリーブラントがおろおろしてる間に、全ては執り行われた。善悪がどうとか論じる時間なんて与えてくれない。異議申し立ては受け入れられない。

そしてメキシコの子供はルチャ・リブレでは無く、サッカーに興じる。いつもの号砲の中で。
シグのすけ

シグのすけ