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ボーダーラインのがとのレビュー・感想・評価

ボーダーライン(2015年製作の映画)
3.0
FBI捜査官のケイト達のチームが麻薬取締中にトラップにかかり、死傷者が出たことに怒り、奮闘するお話。
中身としては、FBI捜査官のケイトが麻薬取締の特別チームにスカウトされ、何も分からないままにマットとアレハンドロという謎の人物と出会い、国外での殺傷や民間人がいる中での射撃など彼らの違法なやり方に葛藤しながらも、麻薬戦争を止めるために随行を続けていく…という感じです。
主人公のケイトは本当に真面目で、敵味方関係なく決められたルールで行動することが絶対だと思っているタイプですが、本作においてはその考えを肯定するのはほんの僅かしかいません。
むしろマットやアレハンドロの様な、どのような手段でも犯罪者絶対殺すマンが正義な舞台なので度々ケイトとぶつかり合いますが、力こそパワーな精神で軒並み跳ね除けます。
それもそのはず、相手も自爆特攻やらスパイ等々汚い手段で攻撃してくるので、自分の身を守るためには全てルール通りの良い子ちゃんではいられないのです。
本作はそういった社会の裏側をガッチリと描いているため、度々「ひえぇ…」となるシーンがありますが、それを含めて今の世界の問題点であるのですごく勉強になる作品でした。
ちなみに個人的には続編の方が好きだったかな?と思います。
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