okd0812

ディバイナー 戦禍に光を求めてのokd0812のレビュー・感想・評価

4.1
戦争で息子達を失い、さらに妻に自殺されてしまい、すべてを失ってしまった主人公のジョシュア。生前の妻の望みだった息子達の遺体を連れ戻してほしいという願いを叶えるために息子達が戦った戦地のトルコへと向かう。
調査を進めて息子二人の遺体は見つけることが出来た。残るは後一人の息子アーサーの遺体だけだったが、捕虜として収容所に収監された記録があり、生存の可能性がでてきたため、アーサーを探しにいく...と言った話。

馬に乗って荒野を駆けるラッセルクロウの姿が渋くてめちゃくちゃカッコイイ。
映像が綺麗で砂嵐に向かっていくシーンやトルコの砂浜の風景が印象的。

トルコの宿の女将役のオルガキュリレンコもめちゃくちゃ美しく、ジョシュアとのラブストーリーもベタな展開ですが、良かったです。

一方で戦争の生々しさも描かれており、戦場で呻き声を上げながら死にゆく姿はリアルでおぞましかった。
息子探しの旅を通じて生まれたトルコ将軍との熱い友情も映画を盛り上げてくれました。

全体的に安定していて無難に楽しめる映画に感じました。
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