もう
俺に残された光は
一つしかない
あいつらを連れて帰るんだ
生まれ育ったこの地に
形なんかはどうでもいい
家族みんながまた一緒でいられれば
それだけが
今の俺の足を支えてくれる
息子達を探し
戦場となった敵国トルコへ旅立つラッセル・クロウ。
奪い奪われた関係。
しかし、だからこそ心が通じ合う瞬間もあるのだろうか。
今回は監督も務めているラッセル・クロウ。
特に後半の展開は、若干ドラマチックさが強いところもある。
しかし、伝えたいものの芯がぶれていない。
言いたい事をしっかり言っているのは観ていて気持ちが良いです。
戦争は誰かの大事な人を奪っていく。
そして、奪われた人の悲しみと怒りは別の誰かの大事な人を奪う事になる。
どうしても避けられない時があるのかもしれない。
でも
弱腰と言われても
臆病と言われても
やっぱり戦争はしてはいけないと思う。
自分の息子だって、こうなるかもしれない。
それでも
戦場へ送る命令を下すのですか?
私は
息子が殺されるのも
息子が殺すのも
絶対に嫌です。