隙がないのが隙なのか。
19世紀半ばのアメリカ。
お金持ちの女の子と仕立て屋の息子が出会う。身分の違いを乗り越え2人は結ばれ、貧乏ながらも娘2人と家族4人で生活していた。
しかし主人公の勤めていた貿易会社が倒産し解雇の憂き目に遭い、新たな挑戦として万国から取り寄せた博物館を開くが、サッパリだったため、「ユニークな人」を集めショーをすることに。
脚本、歌曲、配役、ショーとしても申し分なく、時勢もタイミングが良い。
文句の付け所のないショームービーだと思う。
完璧すぎて、どこか傷がほしいと思えるくらい隙がない。
なんと言ってもヒュージャックマンの演技が素晴らしい。もうウルヴァリンの人ではなく、サーカスの人と呼ばれていいくらい彼の代表作になるでしょう。
良くも悪くもどこかディズニー映画でもおかしくないノリではありますが、ミュージカルが嫌いな人とマイノリティが嫌いな人以外は楽しめる佳作でしょう。
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ドルビーアトモスは音響すごいなー。