こんな映画が観たかった!!!
最高にアガる大傑作。
その楽曲に心が躍り、そしてその楽曲に涙する。
『レ・ミゼラブル』で魅せた本来のヒュー・ジャックマンが大大大解放する。
20世紀FOXと共に始まる「The Greatest Show」
予告で何度も観たシーンだが何億倍もアガる。
鳥肌が立ち続け、ポップコーンを買ったことを後悔するくらい手が止まったいた。
当たり前かもしれないが、サントラとは違う展開にグッと引き込まれた。
そして始まるバーナムの物語。
「A Million Dreams」で描かれるバーナムの少年時代の物語、辛い過去、そしてチャリティとの絆、愛に涙腺を攻められまくる。
ヒューになるところなんて思わず震えた。
そして「Come Alive」で身体中の血管が沸騰しアツくなる!
ヒューが完全にショーマンなのだ。何を言っているんだ、と思った方にこそ観て知ってほしい、ヒューは最高のショーマンなのだ。
個人的に大好きなシーンとなった「The Other Side」で魅せるバーでのザック・エフロンとの「セッション」。このシーンは特にワンカットワンカットが見所でカッコよすぎるんです。
ザック・エフロンって普段はあまり目にする機会がないが、ミュージカル俳優としは有名なだけにヒューとの息を合わせたこのシーンは時間が許す限り何回でも観ていたい。
「Never Enough」はこれまでのミュージカル楽曲ではなく、はっきりとした歌オンリーで魅せるストレートな楽曲。派手な演出なしでのこのストレートに響く芯の強さに全てを包み込むオーラで圧倒される。
この辺りが雲行きが悪くなり始める展開。
そのタイミングでの「This is Me」。作品を越えた楽曲単体での強さ、メッセージ性に後世に残る名曲となったであろう。
辛くなった自分を救ってくれる、そんな期待もしてしまうよ。
「Rewrite the Stars」で今度はザック・エフロンの身体能力の高さと表現力の高さを思い知らされる。ゼンデイヤも負けず劣らずな美しいアクロバティックな姿は見るものを魅了する。
2人の美しい愛は世界には認められないのだろうか・・・。
ここからが【転】のはじまり。
グッとくるシーンの連続。
すべてを手に入れようとした男は、すべてを失ったとき、何が残るのか。何に気づくのか。
「Tightrope」が導く未来とは。
そして辿り着く「From Now On」はベストの中のベスト。
この世で1番大切なものは普段あまりに身近すぎて気づかないもの。
こっからのクライマックスは瞬き1つもしたくない、そんな最高のシーンに仕上がっています。
ついに完成した本当の「The Greatest Show」。
サントラで聞いていたときの【謎】の正体がついに明かされ、
最高に演出に涙が止まらなくなる。
ここでは誰しもがショーマン。
ベタといえばベタ、シンプルといえばシンプルな起承転結。
掘り下げが足りないとはそこまで思いません。
これがベストな時間配分。
飽きがこない永遠のショーに、最初から最後までクライマックスであって我々観客を楽しませてくれる。
そんな彼ら彼女らは紛れもなくグレイテストなショーマンだ。