自分で“グレイテスト”って名乗るのはどうなんだろうと思ってたけど、映画が始まってすぐ“グレイテスト”って一緒に叫びたくなるくらいグレイテストでした！ 没入感という意味で、IMAXで観て良かったと思ったのは、「ゼロ・グラビティ」以来かも。
気合いの入ったメインの曲はもちろん、主人公の生い立ちを説明する曲も、ザック・エフロンをショーに誘うところも、どのシーンも音楽がみんな素敵だったし、ミュージカルとしても本当に楽しかったです。この２人のマフラーが揃うところも最高！
「ブルースブラザーズ」なんかもそうだけど、「ザ・マペッツ」とか、「シング」とか、自分にとって“大切な居場所”のために、エンターテイメントの力によって世界と戦う物語がぼくは大好きなんです。そういう意味で、ヒュージャックマンはコアラの支配人であり、カーミットなんですよね。
そして、ぼくが子供の頃に「ブルースブラザーズ」を観て、「こんなクールな音楽があるんだ！」「エンターテイメントってすごい…」と衝撃を受けたように、本作は中高生にとってミュージカルや映画が好きになるきっかけになる気がします。
