70点。全ての物事が予想通りに進んでいく。簡単に成功して、簡単に失敗する。分かりやすく反省して、ちょっと謝って仲直り。異形の人々を描いている割に、たいして突っ込まず表面上サラッと触れるだけというのは本来のサーカスのテーマから逸脱してると思う。
また、ミュージカルというデフォルメした手法で、サーカスという虚構の劇を演出してるので、リアルなのか非リアルのか分からないバランスなのが気持ちわるい。サーカス中にその歌で観客を魅了した、みたいになってる。
史実ベースの話なんだし完全にリアルドラマにしてそこにミュージカル要素を入れるか、サーカス&ミュージカルってことで割り切ってスーパーファンタジーにするか、どっちかにしてほしいかった。ただただ、実話を浅いポップな感じしてる。
とはいえ、全体的に楽曲は素晴らしい。圧倒的に素晴らしい。ので、観れるし、劇場出る時にある程度は満足できる。