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グレイテスト・ショーマンのレクのレビュー・感想・評価

グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)
4.0
差別や偏見、身分の低い者たち、虐げられてきた人々が最も輝ける瞬間、正に"人々の祝祭"、"地上でもっとも偉大なショーマン"P・T・バーナムの地上でもっとも偉大なショー。
シーンひとつひとつの切り替えと繋ぎが自然で最高に演出されるミュージカルに溺れた。

20世紀FOXのファンファーレからオープニングへと繋ぐ演出は最高で、マイノリティの在り方を問う内容でも重くなく軽快に、それでいて心に響く。


『もっとも崇高な芸術とは人を幸せにすることだ』
P・T・バーナムの偉大なお言葉。

この作品は批判家たちには批判されていますよね?
しかし、鑑賞する我々は満足してませんか?
劇場を後にする時、笑顔ではありませんか?

これは作中のサーカス上演と同じなんです。
新聞記事では批判家に酷評され、街の住人にも罵声を浴びせられる。
一方で観客は笑顔で劇場を去る。
出演者である虐げられてきた人々たちも、自分の居場所"家族"と共にする時間を楽しんでいます。

もう一度言っておきましょう。
『もっとも崇高な芸術とは人を幸せにすることだ』
この映画は崇高な芸術へと昇華しているんです。
鑑賞した人を幸せな気持ちにしてくれる素晴らしい映画でした。
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