こまだこま

グレイテスト・ショーマンのこまだこまのレビュー・感想・評価

グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)
4.3
始まり方から惹き込まれた1作。最後まであっという間だったのと、終始鳥肌立ちっぱなしだった。音楽も演出もすべてがまさにグレイテストショー。

バーナムさんの生い立ちから成功そして苦悩まで丁寧に描かれていた。しかし仕立て屋の息子として生まれ、富裕層の家柄ではないコンプレックスがいつでも彼の心の深い根底に横たわっているのを感じた。人それぞれコンプレックスや陰の部分をかかえていて、それらとどう向き合うのかが個々の課題だと思う。成功しているようでも、そこに辿り着くまでに経験してきたことや困難だったことは計り知れない。そして成功ばかり追い求めてしまうと無意識のうちに視野が狭まり初心を見失ってしまう。そのバランスや自己の客観視も難しいところだ。あとは1つ1つの経験と出会いが結んでいくご縁の持つ大きな意味合いを感じた。そして帰る場所がある、守りたい存在がいる、自分のhomeがあるという大事さ。

ザック・エフロン演じるフィリップが素敵でもはや理想形であった。劇場にて2回鑑賞。
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