このレビューはネタバレを含みます
リアルのP.T.バーナム氏は多分こんなに綺麗なショーはやってなかったと思うのだけど、劇中のサーカスの人間は皆「自発的に」「堂々と」「給料を貰いながら」「楽しんで」ショーをやってるのが良い。
それなのに「フリークスは町から出て行け」だの「上流階級の我々にはあんな低俗なものわかりたくもないザマスね。おほほほほ」と叫ぶ人間のなんと醜いことか。
上流階級の方々が愛するオペラの歌姫も幼少期には「婚外子」として親族から疎まれていたという皮肉。
サーカスは下品?
オペラは上品?
そうですか。
( ゚д゚)、ペッ
色々と考えさせられるところは有るけれど、主人公バーナムが一貫として家族を愛してるのが良い。
美人な歌姫に誘惑されたら普通の男は浮気するのに、ふりきる。
格好良い。
もっともあんな出来た奥さんが居たら彼女と娘たちを幸せにしないとダメだもんなぁ。
リンドがもっと性格悪い女だったらともかくバーナムには妻と子が居ると知っておきながらあの行動はちょっと納得いかないところも。
あと、フィリップとアンの恋模様も良い。
焼け落ちる建物に中に恋人を探しにいくなんて中々出来たことじゃない。
テンプレのようなハッピーエンドだけど、良い。
シンプルなのが良い。
歌も最高。
劇場でどれだけ手拍子したかったか。
個人的に最高だと思ったシーンはフィリップを仲間に引き入れる時のバーのシーン。
なにあのバーテンダー。
最強すぎだろw