せーや

グレイテスト・ショーマンのせーやのレビュー・感想・評価

グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)
4.2

19世紀に実在し、フリークショーのサーカスで成功を収めた興行師P.T.バーナムを描いた作品。

OP、ここでもう胸ぐらグイッと掴まれて
映画の中にポーンと放り込まれたような。
このOPは最近見た中でもトップクラスに好きです。

実話をベースにしたミュージカルで、
いわゆる「フリークス」のサーカスを描いたもの。
この「サーカス」という言葉もポイントです。

今まで虐げられてきた者たち。
「人とは違う」を集めて作り上げたショー。

悪くいえば「金儲けのための見世物」だけれど、
彼らにとっては自分たちを認めてくれる唯一の居場所なわけで。
"This Is Me"の詞が印象的でした。

この映画はとにかく音楽と演出が素晴らしい。
曲が自分の好みに合えば、もう最高なんです。
映画というよりは、ショーを見ている感覚に近い。
THE・エンターテインメントって感じです。

ストーリーが雑だとか、
そんな感じがしなくもないけど、
そういう映画じゃないのかも。
映画に意味を求めすぎかもしれないね。

何回も言うけど歌部分の演出が素晴らしくて。
これだけで満足なのよね…。これに尽きるのよ。
サントラ即買い、ずーっと聞いてます。

演出の面では、最初にも言ったOPの"The Greatest Show"、
バーナムとフィリップのバーでのやりとり"The Other Side"が好きかな。
バーテンさん一切歌わないのに何なのあのカッコよさ…!

映画館で見る、という醍醐味を味わうにはとても良いのではないかと。
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