いやー最高。極上。ずっとうっすら泣いてました。
これぞ、映画館で観るべき映画。エンターテイメント。
しょっぱなからめちゃくちゃかっこいい音楽とショーで胸を掴まれたかと思ったら、急に主人公の幼少期へ。
そこから、物語を語る上で必要な主人公の生い立ちと、妻との出会いから結婚までを、ものの10分15分で歌声に乗せて一気に見せる。
いやはや、ミュージカル映画の便利さをふんだんに使うこの潔さが、これまた素敵でした。
最初に説明シーンじゃ、かったるいものね。
そして最初から最後まで、ヒュー・ジャックマンに脱帽。
最高峰のクオリティで安定してるので、もう非の打ち所がありません。
あとは言わずもがな、全体を通して音楽がそれはそれは素晴らしいのですが、なかでも『THIS IS ME』の歌詞は、コンプレックスを持つ全ての人を許容して、さらに勇気までくれる歌でグッときました。
歌詞にある『言葉で私を傷つけるなら、洪水を起こして溺れさせてやる』ってとこ、刺激的すぎてイカしてますね。
バーナムとフィリップが手を組むシーンもかっこよすぎるし、ジェニー・リンドのここぞ！な歌声も期待を遥かに上回るし、なんだよなんだよ、もう最高じゃないかよ。
なかでも一番好きなのは、フィリップとアンの空中ブランコでのふたりきりのシーン。
あんまり素敵で、あの部分だけ毎晩上映してくれる映画館がほしいです。
このふたり、出会いから何から全ていいよね。
フィリップ役のザック・エフロン好きになっちゃうよね。
そしてアン役のゼンデイヤ、脚長すぎませんか。
実在したバーナムの人生を基に色々と脚色しまくって、的なお話だったかと思いますが、事実と違ってももうなんでもいいんです。
たぶん、あと２回は劇場で観ると思います。
