「ヒュージャックマンが主演のミュージカル映画」という認識だけで、予告も見たことが無かったし、内容も他のキャストも何もかも、本当に何も情報が無いまま観たら、ザックエフロンが出てきて、そこからはもうほぼザックしか目に入らなくなって、ザック熱再燃中。
ツルッツルな王子様から随分ザラザラのムキムキで四角いおっさんになったなぁと思いつつ、お坊っちゃま役ピッタリだし、渋さと色気を増しててさらに素敵で、あんな目で見つめられたら一発で惚れるし、ヒップがプリティすぎて、(筋肉付きすぎて)ダンスがかつての柔軟さとキレを失ってること(ヒュージャックマンの方がキレッキレ)なんて許せるわ…笑
粗だらけでツッコミどころありすぎるし、よくあるミュージカルの展開で、「あれ?SINGかな?」と思ったりもしたけど、ザックの瞳の美しさと、大胆な発想の素晴らしさと危うさ、そしてキアラの歌声(特にthis is me)が素晴らしかったので、観て良かった。
冒頭のヒュージャックマンかっこよすぎ。チャリティが良い奥さんすぎ。
実際のバーナムは本当にクズだったみたいだけど、だいぶマイルドに描かれ、さらにヒュージャックマンの人柄ですべてカバーされている。
バーナムの伝記的映画としてじゃなく、バーナムが作ったサーカス団を題材にした、フィクションのミュージカルとして観るとよい。
本編で泣かなかったのに、見終わってから、動画サイトで見つけたワークショップのthis is meで泣いた。作られた感動ではなく、魂に直に響いてきて、この動画だけで映画1本観たくらいの感覚にさえなる。
本当に何回でも見れるくらいに音楽のパワーというか圧が凄いので、本編鑑賞後にぜひみてほしい。(同じワークショップのfrom now onもぜひ)
映画館で観た時は、これを何回も観たくなる気持ちが理解できなかったけど、ワークショップの動画をみたら、もう一回観たくなった。音楽の中毒性は確かに高い。
オリジナルの歌詞もそうだけど、和訳も端的でセンスがあって、グッとくる。
ゼンデイヤをこの作品で初めて知ったけど、アンの気高さと相まって美しく、身体能力も高く歌声もキレイで素敵。
キャスト全員が素晴らしかった。
2人の娘たちが天使だった。