ここ最近観た中で一番心打たれたかもしれない。映像と歌は圧巻で、終始ドキドキして観れた。絶対に映画館で観て欲しい。映画館で観なきゃ本当に勿体ない。人生の半分は損する。あとの半分は知らんけど
ただ、ストーリー的には終え方になんとなく物足りなさを感じるかもしれん。起承転結の転結が弱い感じ。主人公の行動を見ててそらそうなるわって思った。個人的には主人公よりも嫁さんやサーカスのみんなに感情移入した
主人公は夢を持ってるというよりも、夢に取り憑かれているようにも感じた。そういう危うさを主人公視点のストーリーから伝えて、サーカスの仲間たちの視点からそれでも「自分らしさ」は尊いものだと訴えてくる感じ。
好きなシーンがありすぎた。バーでの掛け合いはまじのまじのまじでカッコいい。ヒュー・ジャックマン足長すぎな。
一番胸熱だったのはレティがみんなを率いて、歌とダンスでこれが私たちだ!って証明するところ。傷がたくさんあるけどそれさえわたしの一部だと自分を認めて、そして訴えかけるとこ。息ができなかった。
映画を観て涙も出ないほど感動したのははじめてだった。涙腺弱い芸人なのに
観るタイミングによって映画から受け取るメッセージって変わるものだと思うけど、わたしにとっては最高のタイミングだった。救われた気分になった。
この先悲しいことが起こったり息苦しい思いをすることがあったら、きっとこの映画を思い出すと思う。
この映画の良さをみんなにわかってもらわなくてもいいから、心が少しでも弱っている誰か、どうしようもなく自分が嫌いになってしまいそうな誰かに観て欲しいッス。大丈夫だって思えるよ