<惜しい!と本気で感じたグレイトな映画>
「惜しい!」と本気で感じたグレイトな映画でした。前半から中盤にかけて勢いを増すショー、中盤から後半にかけて挫折と復活、ほのかなラブストーリーが折り重なり感動と共に気持ちも盛り上がります。
しかし最後の最後で手抜き?と思える場面転換。期待させるだけさせておいて、最後は急すぎる展開とこれまで全く無かったグレイトなショー。本気で主人公の想像シーンだと思っていました。でも無常にも流れるバックロール。この部分のせいで映画全体の印象が少し悪くなってしまいました。
ただ、楽曲は全て素晴らしい。オープニングを飾るヒュー・ジャックマンが歌い踊る「The Greatest Show」を聴けば心の盛り上がりを強く感じることが出来ます。また、この映画の中で最も力強い意志に溢れた「This is me」では、感動で体だけでなく心も大きく動かされます。
素晴らしい楽曲、素晴らしい演技、素晴らしいシナリオ、まさにグレイテストショーでした。