「音楽良ければ全て良し。」
「ラ・ラ・ランド」のスタッフが再結集、実在の興行師P・T・バーナムの半生を描いたミュージカル。主演のヒュー・ジャックマンは「レ・ミゼラブル」に続きミュージカル作品2度目の登板。
評論家の間ではストーリー×、ミュージカル◯という評価になっているし、自分もイマイチとまでは言わないまでもうーむと首を捻るトコもあったが、それでも自分はこの映画を絶賛したい。何故なら、そのミュージカルがストーリー部分のマイナスを補って余りある程に良過ぎるから。
ミュージカル部分が矢継ぎ早にお贈りしてる程に熱量は十二分で、おざなりに感じるストーリー部分も気にならないわ。どの曲も自分には琴線に響きまくりで、サントラ買っちゃったよ。ミュージカルのサントラ買ったの初かも知れない。こりゃサントラが売れるのも頷けるデキだわ。
ストーリーも言うほど悪いとは思わん。確かにダイジェストっぽい部分もあるけど、ミュージカルを引き立てるオマケと考えれば十分。成り上がり物語は基本的に嫌いじゃないしな。
自分は「ラ・ラ・ランド」よりも遥かにこっちを推す。ミュージカルは音楽が合わないとその人にとっては駄作になるが、これは余り嫌いな人はいなさそうだし。自分にとっては傑作なミュージカル映画だった。