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グレイテスト・ショーマンの3104Arataのレビュー・感想・評価

グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)
4.0
【食わず嫌いのミュージカル映画が好きになれた作品!】
・全然興味のない部類のミュージカル映画。人に誘われたので仕方なく観ましたが、とてもよかった。物語のリアリティを追及すると、突然歌いだすとかまったく意味がわからないが、すっと受け入れられたし、ミュージカルを利用して物語をサクサク進める構成もとても気持ちよかった。全体的に苦境の部分が多くない。部分的に出てきてもすぐにミュージカルを利用して、解決してくれるので変に「嫌だなぁ」という感情を持たずに済む感じ。それでも、山場として主人公が全てを失う状況を作り出し再生していく、というきちんと基本(王道の進め方)をしていた。
・音楽がとてもよく、強い臨場感を感じれてとてもよかった。ゆえに、これを観るには家ではなく映画館でなければだめだと感じた。すごい音響設備が家にあればいいのかもしれないが。ミュージカル映画は全般的に家で観ると良さを感じないのでは、と考えてしまった。
・この映画の主人公P.T.バーナムは実在した人物だそう。サーカス形式の基礎を作った人物の一人だとか。また、CIRCUSの意味には「〈話〉大騒ぎ、大混乱、騒々しい道化芝居◆サーカスを連想させる出来事や状態で、特に偉そうだと感じられる連中が繰り広げる内容のない出来事に使われることが多い。」があるらしい。最初は芸術評論家が皮肉で付けた呼称のようなものだったそう(物語では)。それをそのまま利用したのがバーナム。設定なのか史実なのかはわからないが、CIRCUSの成り立ちが知れた気になって面白かった。
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