ショービジネスの元祖、フィニアス・テイラー・バーナムの半生を描いたミュージカル作品。劇場で大興奮し、発売日に購入したBlu-rayを久しぶりに視聴。
圧倒的なエンターテイメント。歌とダンスがとにかく完璧。素晴しい！迫力のある画面は家庭で観ても最高に楽しい。
主人公の苦労や挫折はスパイス程度に、常に前向きに元気が出るように、とにかく観客を楽しませるための作品ですね。題材が見世物小屋、ジャンルがミュージカルなので、この路線は素直に受け取りました。純粋に楽しむと言う視点ですごくお気に入りの作品です。
主人公バーナム、歴史をみるになかなかの問題人物だったようですね。しかし作中ではとても魅力的な描かれ方をしています。気になる人は気になるかも。すごく美化されている中に時々入るゲス要素が、製作側の(完全な善人にする気はないから！)という主張なのかなと勘ぐってみたり。
曲は本当に素晴らしいです。捨て曲がない。どれも素敵。サントラは今でもよく聞いています。お気に入りは『The Other Side』と『Rewrite The Star』。でも全部好きです。
ストーリーは、ちょっとだけ道徳の教科書のような、押し付けがましい…印象を受けてしまったのですが。『世界に１つだけの花』のような。どうにも苦手な部分もあるのですが…。
しかしそれを補って余りあるエンターテイメント性！元気がないときに観たいと思える作品です。
