ベルサイユ製麺

グレイテスト・ショーマンのベルサイユ製麺のレビュー・感想・評価

グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)
3.5
観終わってしばらく考え込んでしまった。というか、実際は考えてるポーズをしてたら天から感想が降ってくるのではないかと思ったのです。

…来ん。


…『グレーテスト・ショーマン』と言えば、夜中の公園でゴキゲンの草なぎメンバーの事だろう。…いや、こんな事書きたい訳じゃ無いな。
あ、メイキングで、ティーンのようにノリノリで楽しんでいるヒュー・ジャックマンを見て、ウルヴィ辞められて良かったねと思いました。
あとザック・エフロンがお利口な役なのがおかしくて最後まで笑ってしまった。目がシジミみたい✨
サーカスのキャスト達の多様性が、小人症の方を除けば概ねメイクアップによる再現だった事と、ブラックフェイスが意味的にどの位違うのかは始終気になりました。この件、頭の中で形になりそうで上手く出来ない…。

むー。自分はこういうタイプの“総力戦を一方的に仕掛けてくる”ような表現が基本的に苦手みたいです。
例えば、音符の数や音数が多過ぎる音楽とか、辛すぎる麺類とか、文字の多過ぎる中吊り広告とか。ネズミーランドなんて夢がもう総力戦を仕掛けてきてる。…避けたい。(好きなものも有ります☺︎)

出来れば、一対一で向き合うか、観客の事をあんまり考えてくれてないか、駆け抜けて行ってしまうとか、そういうものに食らいつく方が好き。余りにもサービス過剰だと居心地が悪い…。
…と、ここまで、単なる好き嫌いの話。

スコア3.5は、限りなく3.4に近い3.5なのだけど、何がどう作用して3.5にしたのかは上手く説明出来ません。そういう事ってありませんか?これ調べたらトリビアになりませんか?記念にグラビアになりませんか⁈アイドルになりませんか?レッスン料とか衣装代が前払いで要るんですけど…。

事前情報無しでの鑑賞だったので、
⚫︎ストーリー無し・設定だけ有りのミュージカルショー
⚫︎普通の物語にミュージカル要素
のどちらかだと想像していたのですが、実際にはストーリーがちょっとあるミュージカルショーでした。…これ相当に話が薄いですよね?麺の下にスープの素②が隠れていたのに食べ終わってから気付いた時の味わい。とは言え、勿論複雑で濃いほど良いなんて思ってません。『レ・ミゼラブル』なんてもっとずっと苦手です。
映画や舞台を作るという行為を映画化するのって、存在自体が特別で尊いものなのだと感じていつも自分はひれ伏してしまうのですが、その系譜であるはずの今作のストーリーはしかし全く琴線に触れませんでした。理由は明白で、バーナム氏がたまたま儲かると踏んで始めたのが舞台だっただけ、だからです。さ、覚めるー。じゃあ、今観てるコレとかアレとかがそういうものじゃないって、どうやって確認すれば良いの?
ラスト、劇中のバーナム氏は“大事なことに気づいた!”的に改心しますけど、いや全然遅いでしょ。痛い目に遭ったからだし。しかも人巻き込んどいて。

ミュージカルパートは、きっと凄いのだと思います!ルックも楽曲もそんなに好みでは無いですけど、ちゃんと楽しめたので。…仮に自分の好みのものを想像すると、“すし詰めの小箱でのシンプルなロックンロールの単なるライブシーン”か“アンビエントテクノにのせたピナ・バウシュみたいな舞踏”とかになるね。ストーリーが想像つかんね…。

題材がサーカスって事もあるのでしょうが、凄く箱庭感が有りますよね。まあミュージカル全般そういう傾向はありますが。豪華絢爛で、矢継ぎ早で、物凄い接待を受けている感じはあるのだけど、そのせいで息苦しくも感じたし、記憶にもあんまり残って無い。頭を使った記憶も無い。
まあ、なんだ。自分が全然グレートじゃないオーディエンスだからだな、きっと。

…等という、ネガティブな感想は、きっとわたくしがこの作品を劇場で観ていないからなのでしょうな。わたくしが…13インチの白黒・角のまあるいブラウン管で、VHSの3倍モードの孫ダビングテープのレインボーノイズ(白黒で?)をトラッキング調整で消しながらモノラルの片耳用イヤホンで鑑賞しているのが悪いのです!テレビの上にはもちろん将棋の王将がクマを咥えている木彫りのマスコットが有ります!グレート・昭和・アゲイン!!
だからまあきっと、劇場鑑賞なら+☆0.5位はあるのでないかな?劇場の音だと全く接点の無いアニメの劇場版とかでも良いものみたいに感じちゃいますものね。
密室ホラーをリアルに体感するとか、嗚咽をあげて泣き崩れちゃう…みたいな映画以外はやっぱり劇場で観た方が良いのですかね。難しいなぁ。
コレ、調べたらトリ…