まず主人公役の女優がエル・ファニングであることに気づき驚く。レイニーデイ・イン・ニューヨークで凄く強烈なインパクトがあったのだけれど、ジャケットを見ただけでは気が付かなかった。
誰かの美意識を見せつけられているような、とにかく映像美の凄い作品で、序盤は特に惹きこまれながら観ていた。ただ、後半の急なグロ描写と、え、そっちなのという展開に、少し置いてきぼりを喰らった感はある。モデル業界の闇を描くいうプロットやそこに含まれるメッセージ性が主軸というより、TITANE/チタンやミッドサマーの視聴感に近い、映像そのもののインパクトが脳裏に残る映画。