このレビューはネタバレを含みます
【美と欲と狂気の沙汰】
ポスターの美しさとレビューから、劇場で見たいと思っていた作品で、今か今かと待ってやっとの鑑賞だったのに、合わなかったな…。
ストーリーとしては、トップモデルを目指し都会に出てきた完璧な容姿をもつ女の子のサクセスストーリーと普通、場面ごとの展開も読めてしまうことが多かったかな。
ただ、音楽やテンポ、照明づかいや画面がとても効果的でドキドキさせられた。グロテスクな描写も挟まれていて目を逸らすこともあったけれど、それも含めて刺激的でした。
終盤の展開ではエリザベート・バートリーのエピソードを思い出しました。綺麗な女優さんばかりなのに正直胸糞悪い系の映画ですね。笑 見る前はブラック・スワン的なものを想像していましたが、主人公本人のヒリヒリ感や仕事への熱みたいなものがあまり感じられず、それ以外のキャラクターの方が印象的。
自分は20歳を越えても働ける仕事してて良かったなあと庶民の感想をもってしまいました。笑