サウスポーないぬみは右利き

ネオン・デーモンのサウスポーないぬみは右利きのレビュー・感想・評価

ネオン・デーモン(2016年製作の映画)
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初めてです、
作品に点数がつけられないなんて。

そして、私もよく分からないのですが、
涙が止まらない。
圧倒されたのか何なのか、
花束を受け取って倒れたシーンで不意に涙が、そして観終わった今、私の意識とは裏腹に涙が止まらない。

胸を打たれ息をすることさえ忘れてしまう。
スタイリッシュな彩色の連続に目が離せず、内容は掴めなくとも、眼で美を感じさせる非常に美しい映画でした。

正直、何を象徴しているのか全く理解出来ませんでした。
部屋に入ってきた山猫、彼女の中で眠る狂気の目醒めでしょうか。
何度観ても理解出来なさそう…

やはり1番強烈なシーンは、
『目ん玉』ですね。
カニバリズムを目撃する日が来るとは。

そしてネクロフィリア…

ついていけず、頭がパンクしそうでした。

美しいって罪ですね。
美は複数の美が集まるより、一点の美の方が際立つ。
美が集まっても醜いものしか見えなかった。

美と狂気って表裏一体なのかもしれない。

なんというかもう言葉にできない。


衝撃度で言えばナンバーワンな作品です。