にしむら

ネオン・デーモンのにしむらのレビュー・感想・評価

ネオン・デーモン(2016年製作の映画)
4.0
モデルになるために田舎からロサンゼルスに出てきた少女が、その不完全な美によって周囲の全てを狂わせてしまう。

現代では、人間が持つ美への欲求、承認欲求はSNSによって満たされる面、加速される面のどちらも合わせ持ち、それぞれ鏡と砂漠に象徴されている。監督曰く「ナルシシズムの祝福」

北野武は、無作為にどの1カットを切り取っても全て美しいのが完璧な映画だみたいなこと言ってたけど、レフンも画面に動きの無い映画を撮ってみたいと言っていて、この作品からはその気概が受け取れる。

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