もう

ネオン・デーモンのもうのレビュー・感想・評価

ネオン・デーモン(2016年製作の映画)
4.0
キラキラのオープニング…からの綺麗にメークしたエル・ファニングの血塗れショット。

ネットで知り合ったカメラマンを目指している男の子に撮ってもらった面接用の写真撮影なんですが何かを暗示しているかのよう。

まだモデルクラブに席を置かない田舎から出てきたばかりのジェシーは、知り合ったメイクアップアーチストのルビーに連れられパーティーへ。

そこで二人のモデルとも知り合い、美の悪夢の世界へ足を踏み入れます。

ジェシーはカメラマンの卵の彼に話します。
何の才能もない自分の夢はと聞かれて、「わたしは可愛い。これで稼げる」

この言葉を聞いた時、彼女は人生しくじるな、と思いました。

田舎者の幼い少女がみつけた最大で最強の武器が「外見の美」で、それに周りの大人たちも魅了されてしまいます。

そしてあっという間にトップモデルになるのですが、ベテランさんは面白くありません。

また、ジェシーによくしてくれていたルビーは実はレズビアンで、真剣にジェシーを好きになります。

しかしジェシーにその気はなく、とうとうルビーまで敵に回すのです。

女同士の嫉妬と狂気はそれはそれは恐ろしいもので、ルビーは2人のモデルとともにとんでもないことをします。

顔もいじらない、髪も染めない天然の美に叶うことがないのは百も承知の悪魔は究極の選択をします。

衝撃のラストからステキなエンディングソング。

なかなかラストが読めなくて面白い映画でした。
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