みおこし

ネオン・デーモンのみおこしのレビュー・感想・評価

ネオン・デーモン(2016年製作の映画)
3.0
レフン監督、ヤヴァイ発想の持ち主の方なんだなと...。いやーー、最近観た中では一番トンデモな映画でした!(笑)あらすじは割愛。

華やかなモデル業界の裏側で、女同士の熾烈な争いが繰り広げられる...的なストーリーかと思ったら、それだけでは無い難解な世界観に圧倒され続けて、「???」マークを連発したまま映画が終わってしまいました(笑)。
嫉妬心むき出しで美しい女性陣が血みどろの心理戦を展開する中で、主役のエル・ファニングちゃんだけが唯一無垢なキャラクターなのかな、と思いきや!ラストに近づけば近づくほど、彼女のキャラクターにも変化が...。言葉数は少ないけれど、どんどん野心に満ち溢れていく主人公を熱演していました。

綺麗な女の子たちがどんどん狂っていく様を見るのはもう痛々しくて辛かったですが、まるでVOGUEなどの一流ファッション雑誌のおしゃれなページを眺めるような感覚で、ミステリアスでスタイリッシュなシーンが続くので、オシャレ感度の高い方はきっとツボなはず。
私もこの雰囲気はかなり好きだったのですが、その一方でまるで『サスペリア』のように女の子が苦しむシーンが多かったり、ストーリーの脈絡がもう何が何だか分からない状態になってしまったので、イマイチ好きになれませんでした...。
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