ケンタロー

ネオン・デーモンのケンタローのレビュー・感想・評価

ネオン・デーモン(2016年製作の映画)
3.0
恨み、辛み、妬み、嫉み、厭味、僻み、やっかみ、ハラミ、カルビ、レバー、ミノ、ホルモン……。お肉食べよう♪お肉食べよう♪な映画🍖

L.A. モデル業界を舞台としたモデル姐さんたちの仁義なき戦い。

公開当時、その映像美が話題になった本作をようやく観賞。映像美、女優たちの美しさは確かだが、個人的にはどーもノリ切れず………。
一因として、主演のエル・ファニングとその役柄に食指が伸びない(^_^;)
物語と映像の中に多くのメタファーを散りばめるも、一本の映画として見ると何やら落ち着きどころが無くてサスペンスホラーというよりかは、やはりアート系という着地点にならざるを得ないか…。

「サンセット大通り」「マルホランド・ドライブ」「アンダー・ザ・シルバーレイク」などなどL.A.ハリウッドを舞台とした栄光と虚構の狭間を彷徨う他の作品と比較して観るのも面白いだろう♪

怖さという面においては、よほど現実世界にあるモデルや女優業界での競争とその果にある末路の方が恐ろしいに違いないだろうと思った……。