とりん

ラザロ・エフェクトのとりんのレビュー・感想・評価

ラザロ・エフェクト(2015年製作の映画)
1.7
人は決して生き返らせてはいけない、例えそれが医学の未来のためでも。
これは将来きっと人がぶつかる問題、いやもしくはすでにぶつかっているかもしれない問題かもしれない。

蘇生技術の向上なんて言いながら、人の寿命や命の儚さというのは絶対的でそれを覆すということはできないを言っていふと思うけれど、あまりにも歪曲した魅せ方だと思う。
あまり医学用語や科学用語は分からないけれど、DMTという物質により多大な幻覚や神経の活性化を引き起こしている。
一時期よく映画であった人は脳を10%しか使っておらず、100%使うとどうなるのかという感じに少し似ている。
超能力まで発揮するというのはちょっとやりすぎかな。
てっきり科学サスペンス的なのを予想していたのに、稚拙なホラー映画になってしまった。
ありがちな人類にとっての禁忌に踏み込んでその報いを受けるというような話。
規則を犯した者はその報いを受けるといった、大学側に申請していなかった実験を勝手に行い、それを全て取り上げられるといった、前振りをわざわざ見せているのもなんだかわざとらしい。
なぜゾーイがこの研究を始めたのかとかしっかりしている設定もあるけれど、展開もわかりやすく、全体的に弱い部分は多い。
医学系の研修を行っているにもかかわらず蘇生の仕方が雑なのはツッコミたかった。
とりん

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