後輩の鑑賞評価が「悪くない」だったので観てみたが、なるほど、
「良くはない」。
というか、むしろ、💩だった。
成人の儀式で森へ一晩の狩りに出掛けた13歳の少年、時を同じくして森に墜落したエアーフォースワンに乗っていた米国大統領。
少年と大統領の冒険が始まるーー
というあらすじだけはそこそこ面白そうだったんだけどね…。
色々言いたいことはあるけど、一番は主役の少年が全くと言っていいほど可愛くないってこと。
ルックスも、言うことやることも可愛くない。
演出も悪い。
序盤からイヤな予感はしてたんだよね、
ただ歩くだけだったりどーでもいいシーンで、もっともらしいカッコ良さげな音楽入れたり、スローにしたりと。
唯一の救いは、大統領役のサミュエル・L・ジャクソン。
彼によって、急にB級臭さは払拭されたし、普通に中盤までは観られた。
出会うなら、米国大統領よりもサミュエルの方がいい。
…で、
中盤以降、映画としては盛り上がっていく流れのハズだったが、制作陣が張り切れば張り切るほど映画がつまらなくなるという恐ろしい展開が待っていた。
エアフォースワン墜落後、米国は大統領の姿見失っていたのに、急に「あっ、ここになにか」って衛星か何か知らんけど見つけとるし。
米国大統領の暗殺危機なのに、本国では司令室みたいなとこで数人がちょこちょこ話しているだけて。
「大統領の身が危険だ」って、…コーヒーカップ持ちながら言われても。
新鮮なうちに剥製にしようと、大統領に「冷蔵庫に入れ」って、…生きてるうちに入れんでも。
そんでなんでヘリに吊るすん?
そんな地上スレスレで飛んだらカンタンに逃げられるよ?
少年もジャンプ力凄すぎでしょ?
金メダル獲れるよ?てなぐらい飛んでない?
「ぼくが助けるよ」
→直後、少年振り落とされる。
明らかに誰も入っていない冷蔵庫が山から転がり落ちるのを見て、ドキドキしろと?
登場時思わせぶりだったモリス(悪玉)の動機がただ金ってのもさぁ…。
ラストも非常にスッキリしない。
スタッフ、どうでもよくなったのかな。
少年は最後まで可愛くなかったし。
そもそも、下手っぴだけどプライドだけは高いチビっ子狩人と米国大統領を組み合わせて何を描きたかったんだ…?
とっても微妙…。
よし、すぐ忘れよう。