狭須があこ

クラウンの狭須があこのレビュー・感想・評価

クラウン(2014年製作の映画)
3.2
「みんな、おいでよ。」は実際あんまり関係ないので、勧誘を受けたい方は「IT~それが見えたら、終わり。~」を見たほうがいいです。
軽い気持ちでピエロの衣装を借りパクしたら、衣装が体にくっついて、本当に殺人ピエロになっていくお父さんのお話です

イヤこのお父さんの子供の気持ちになったら、惨劇を目の当たりにした上にその犯人が父親。ってもう一生モノのトラウマなワケじゃん。
めっちゃ痛ましいお話なのに、「お父さんがピエロになってしまった」とか、今後誰に話しても面白エピソードでしかないの、悪夢ですわな

というか他人事でゴメンけど、私これあらすじでどうしても笑ってしまうんですよ。
着ちゃった当人はもー、そんな笑ってられる状況じゃないんだけども、自分で着といて「脱げない!脱げない!助けて!」ってまさに道化でしょ。めちゃくちゃ正しいピエロじゃん。

序盤ですんなり衣装を着てからほぼ100分、脱げない!脱げない!で少しずつ深刻度を増しながら盛り上げていくので、意外性はないけど丁寧な映画です
でも私、わりと終盤まで「え、マジで脱げないの?wwえ?手伝…ブフォ」とかなって呪いとか関係なく普通に殺されそう。

ただ、痛そうなシーンとか、残虐なシーンは結構リアルにヒィってなります。私はヒィってなって、箸がとまりました。

ホラーを食事中に見るんじゃねぇ。
良い子は食事中にホラーを見るんじゃねぇぞ。
ヴォえ
狭須があこ

狭須があこ