文字や記録(歴史)を持たないジプシーの初めての詩人、ブロニスワヴァ・ヴァイス(パプーシャ)の波乱の人生を綴った作品。
時系列がバラバラで最小限の表現で切り替わるため少しわかりづらい。
パプーシャは…
全編モノクロってのがまたストーリーと呼応してなんとも哀愁漂う良い効果。
ジプシーのことは全く知らなかったと言っても過言ではないので、よく勉強させてもらいました。
女性って強い。
支えになってくれる…
「賢い女性は生きにくいものよ」
自由に生きてきたジプシー。
そんな彼等も戦争という時代の波に翻弄され始める。
奪われていくもの、変わっていく生活。
初めてのジプシーの女性詩人パプーシャ。
過去と…
ジプシー一族に生まれた少女ブロニスワヴァ・バイス(愛称パプーシャ)幼い頃から文字に興味を持ち、自然に詩を詠むようになる。15歳にして結婚、詩人との出会いと別れ、そうして彼女の詩がポーランド語に翻訳…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
単純に登場する主要男性人物が、揃いも揃ってクソすぎて、幸せ搾取ってこうゆうことかあ…と。
他人の才能消費欲求は、個人の幸せを恐ろしいほど見えづらくしてしまうよね。
人身売買でございとばかりに父ちゃ…
「賢い女性は生きにくいものよ。」
ふと現れた女性に言われた一言。
今でさえ女性が社会で生きやすい世の中になったものの、身に染みる言葉だった。
パプーシャの瞳は、自分が見たものが正しいものだと信じて…
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