ロアー

ムンナ兄貴とガンディー/ムンナー兄貴、ガンディーと出会うのロアーのレビュー・感想・評価

3.7
ムンナー兄貴と一緒にガンディーの教えをお勉強する映画です。

前作の兄貴は医者になろうとしていたので、そこからどうガンディーに繋がるのか不思議に思っていたら、どうやら一話完結型らしくて主人公とその右腕は一緒でも完全に独立したお話になってました。
でもインチキしたり職業を偽ったり、導入部分は前作と同じパターン。兄貴ってばホントもうww

インドのお札にもなっているガンディーですが、その教えや思想は全然知らなかったので、兄貴とその周りの人たちが巻き起こすドタバタ劇を楽しみながらも心底勉強になりました。

「右の頬を打たれたら左の頬をも差し出せ」というキリストの教えは有名だけど、ガンディーの場合はさらに「右の頬を打たれたら左の頬をも差し出せ、そして相手に花を贈ろう」って感じ。

自分の寛容さと良心を示すことで相手の良心に訴えかけるという凄まじい忍耐が必要な考え方だけど、まさしく平和的で素晴らしい思想だった。
この映画をきっかけにガンディーの名言を調べてみたら、劇中に出てきたもの以外にもホント素晴らしい名言がボロボロ出てきたので、もっとガンディーについてお勉強したくなりました。
前作のハグ療法も良かったけど、今作はより道徳的で深く優しい映画になっていて、やっぱりラージクマール・ヒラニ監督の作品っていいなぁと再認識しました。また久しぶりに「きっと、うまくいく」と「PK」観よ。
ロアー

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