Rea

ピープル・ライク・アスのReaのレビュー・感想・評価

ピープル・ライク・アス(2012年製作の映画)
3.2
一言で表せば、所謂「ダメな父親」に、遺された家族が翻弄され、絆を修復していく物語。目新しい設定でもあっと驚くような展開がある訳でもないけど、シンプルにその交流と修復の過程を描いている優しさに好感が持てる。またもう姿見えぬ父親も、ダメなやつで片付けられない多面的な人間性を感じさせ、ラストシーンはとても良かった。改めてクリス・パインは、ハンサムで一見やり手だけど、でもちょっとダメで…みたいな役がよく似合うし、説得力のある演技するなぁと。もちろん血の繋がりが全てではないし、そこに囚われるべきでないことも分かっているけど、それでも家族だからこうして繋がれることもある。観て良かった。
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