一味違ったゾンビ映画。
ゾンビ化を感染病と捉えるのがとても独特で、しかも、人を食べるゾンビになるまでにかなり時間がかかり、自分が感染していることを知ってもすぐにゾンビ化しないため、自分自身や周りの葛藤が長く続くあたりがとても残酷でした。
目が白濁としていく様がほんとに悲しく、最期が迫っているんだというのが目に見えてわかります。
夜に友達と集まっている風景は側から見ればふつうの学生時代の青春映画にも見えるが、何人かが感染している様子があり、その楽しそうな様子がさらに悲しく見えます。
ゾンビ映画というよりは、父と子のヒューマンドラマです。
2018.4.13.98本目