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ニュートン・ナイト 自由の旗をかかげた男のりのレビュー・感想・評価

3.8
「黒人」に関するアメリカの負の歴史を映画化したものであり、現在にも根深く存在する黒人差別の問題に関連している。
黒人はなぜ差別対象となったのだろうか。本作でも触れていたが、キリスト教が普及しているアメリカでは、聖書の記述どうり、人は人を所有出来ないはずである。なぜ、黒人奴隷制度なるものを確立してしまったのだろうか。

また、後半になるとKKKが登場し、黒人を殺害していたが、同じ人間とは考えられない。心理学的に覆面を被ることで没個性化や無責任化が引き起こされ、暴力性が助長されるとは言うが、このロジックだけで残虐行為を説明したくない、、

ともあれ、本作に描かれている法律の恣意性を理解して、現代日本においても発生しうる問題との認識を深めるべきだ。
ヒント:共謀罪
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