FukiIkeda

ニュートン・ナイト 自由の旗をかかげた男のFukiIkedaのレビュー・感想・評価

3.8
1863年、南北戦争真っ只中の南部アメリカ。
混乱を良い事に、金持ちや将校達が権力と暴力でもって庶民から当たり前のように搾取し、人の命まで強制的に奪い取る。白人であっても、奴隷同然。
無理矢理駆り出された、まだ少年の甥を戦場で亡くし、脱走兵として人間の権利のために動き出すニュートン・ナイト。
黒人奴隷と自分は何一つ変わらないと、共に南部将校たちに立ち向かう事を選ぶ。
南北戦争が終わって、奴隷が解放されたとはいえ、現実は殆ど変わらなかった南部。
85年の時を越えても、尚、その差別に苦しむ子孫…。
差別をしている人の殆どが悪気なく、当たり前のようにその人のアイデンティティに差別心が根付いているものだから、なかなかそれを変えるのは難しいんだな。
そういえば当時は共和党の方がリベラルだったんだね。
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