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海難1890のkevinのレビュー・感想・評価

海難1890(2015年製作の映画)
2.5
1985年のイラクはフセインによる無差別航空機撃墜の宣言により外国人は国外への脱出に向けて混乱の真っ只中。
救援機を送ってもらえず途方に暮れる日本人だったが、手を差しのべてくれる人たちがいた…。


国を超えて人と人が助け合う日本とトルコの共同製作映画。
実話に基づくお話なんですが、トルコではこのお話は有名なのかな?
日本は知らない人がすごく多い…ですよね?きっと。僕は知りませんでした。
実際に自分が助けてもらったわけじゃないけど、すごく親近感が沸くしトルコに興味も出てくるのでそういう意味ではいい映画でした。
中学とか高校の授業でやったりとかしてもいいんじゃないかな。


ただ映画として楽しめるかは…好み次第か。
日本の真心がどうトルコに伝わっていったのかがアッサリしすぎてて、どうにも海難事故からのことがトルコにどう影響したのかってところに心が入りきれない。
それにしても1985年は短すぎる…こっちだってもっとドラマがあっただろうし、1890年ともっと上手く交えた物語を観たかった。
苦悩や決断をする部分もかなりアッサリしていて…ひねくれた言い方をすれば(人間の)光の部分ばかりを見せられていて、お役所仕事的な感じ。
影の部分があるからこそ、それをのりこえた時の光がまぶしいと思うのでそういう意味ではメリハリに欠ける。


とはいえ役者さんたちはかなり力が入っていたので見ごたえはなかなか。最初から最後まで隙を感じることはありませんでした。
(だからこそストーリーをもっと頑張って欲しかった…)
忽那汐里ちゃんのお芝居はあまりマトモに観たことはないんですが、ちょっと気になる女優さんになってくる…やも?今後も頑張ってほしいです。
内野さんはいいですね。心にグッとくるお芝居。好きです。
トルコの役者さんたちもみんな味があってよかった。トルコ映画とか観てみたくなる。


うーん、よくも悪くも教科書通りな映画でした。