実在の事件であるエルトゥールル号遭難事件とテヘラン邦人救出劇の映画化(下記に詳細)。
この実話のエネルギーがどうしたって凄い。
そりゃ涙も出ますよ。だって凄い話だもん。。
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日本とトルコの合作映画の中心に立つ内野聖陽と忽那汐里の存在感も素晴らしいです。
そして、遊女役の夏川結衣が文字通り「人肌脱ぐ」シーンがございまして
あまりのかっこよさに手を叩いて「カッコいい!」と言いながら笑いました。
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フィルマガ連載第40回
『今年は「日本におけるトルコ年」!日本と深いつながりのあるトルコの文化と映画を紹介 』です。
ぜひ、よろしくお願いいたします!
https://filmaga.filmarks.com/articles/2703
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エルトゥールル号遭難事件とは?
トルコ(当時のオスマン帝国)は明治天皇への謁見のために使節団を派遣しました。その船の名前がエルトゥールル号。天皇への謁見を果たしたものの紀伊半島沖で座礁し、水没。
紀伊大島の大島村(現在の串本町)の住民たちは総出で乗組員の救出と治療に当たり、69名の命を救いました。当時のオスマン帝国でも大島村の救助活動は大きく報じられ、親日感情の起因となったようです。
テヘラン邦人救出劇(1985)とは?
それから95年後。イラン・イラク戦争最中のイランの首都テヘラン。
フセイン元イラク大統領が「イラン上空を飛ぶ飛行機は民間機であろうと全て無差別攻撃する」と宣言したことにより、各国は救出機を出してイランにいる自国民を救出しました。
しかし、JALがジャンボ機を準備していたにも関わらず日本政府は救出機を出すことをためらいます。そこで救いの手を差し伸べたのがトルコ政府。トルコ航空が215名の日本人を乗せてイランを脱出させてくれたのです。
どうして日本人を救ってくれたのか。
トルコでは「エルトゥールル号遭難事件」について小学校で学ぶそうです。その恩を返すという意味合いでの行為でした。
日本とトルコの深い繋がりを示すこの2つの事件を描いたのが『海難1890』です。内野聖陽さん主演で歴史の勉強にもなりますので、ぜひ。