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バレエボーイズのchipのレビュー・感想・評価

バレエボーイズ(2014年製作の映画)
4.0
ノルウェーのバレエスクールに通い一流のバレエ・ダンサーを目指している3人の少年に、12才~16才までの4年間密着したドキュメンタリーです。2年前に劇場で鑑賞した作品、配信で見つけて再鑑賞できました。

いちばん才能があるルーカス、中国系のシーヴェルト、体育会系のトルゲールの3人、中流家庭で育ちバレエに夢中。女子をリフトするために体を鍛えて、北欧の厳しい冬の季節にもスクールに通いつめますが。。その道で生きていくことは厳しく、両親や学校の先生にも将来のことを考えなさいと言われ...勉強とバレエの両立に悩みます。

バレエ男子、決して特別ではなく、部活と勉強の両立に悩むような、普通の中学生。3人一緒の時間を過ごして110%自分でいられる場所、それは更衣室だそうです。110%自分でいられる!厚い友情を感じることばでした。
「友情のホームベースは更衣室」
そこで女の子の話をしたり、ふざけたり、好きな音楽に合わせてからだを揺らしたり...
「大事なものだけ見つかればいい~クヨクヨしたってしょうがない~♬♬」と3人で歌いながら海沿いを帰るシーンが好きだなぁ~。

クラシック・バレエのコースのあるオスロ国立芸術アカデミーへの入学資格を得るためにますます練習に励む3人。しかし、ルーカスに名門ロンドンのロイヤル・バレエ・スクールからオファーが来て...

3人が将来のためにどんな選択をするのか、家族の表情、友情、それからチャンスをものにするために彼らがどんなに努力したか!たった1時間15分のドキュメンタリーが、見ごたえのある物語になっています。彼らの鍛え抜かれたからだの動きも美しい!

……
ルーカスのその後をのぞいてみました!
ロンドンのロイヤルバレエ団の正式団員で活躍しているようです。

「誰にでも夢がある、だから努力する」
作品の最後に彼が言ったことばです。
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